明治22年創業。三重県に本店を構える、日本に西洋料理を広めたお店のひとつ。また日本で初めてクリームコロッケを発案したことでも有名で、代表メニューはほかにもブラックカレーがある。
その名店が2014年に東京に凱旋オープン。開店して間もない店内は現代的なシックでシンプルなインテリア。しかし、”伝統的な何か”を感じるのは『東洋軒』さんの歴史と伝統的な仕事にある。
パンもご飯も手抜きなし。ご飯は別注文すればココットで炊き立てというチョイスも可能。ハンバーグ待つ間に、客席に伝わる厨房の仕事に対する緊張感。その真っ向勝負の結果は、口に入れた瞬間にわかります。松坂牛と薩摩の放牧黒豚のコラボは、旨味がすぐにやってくる。「うまい!」「ご飯!」と日本人ならではの喜びが味わえるハンバーグ。日本人でよかった。