「国産和牛の旨さは、きめ細やかで繊細な旨味。なので胡椒は使いません」◆前編

ゲスト:『かわむら』店主:河村太郎さん

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本当に予約の取れないステーキの名店『かわむら』さん。
一度食事された方がその料理に魅せられ、その場で次の予約を取ってしまうので、無限ループ的に予約が取れないというお店。
いい意味で守られているので、ボクにとってもプレミアムな席。

カウンターに座ると、「今日のヒレはこんな感じですよ」と、厨房に立つ河村さんがメインの肉を”紹介”してくださり、ステーキの下ごしらえからスタートします。
肉の火入れはゆっくりと。なので、コースの一番最初にステーキを焼き始めるんです。

鮑、サーモンなどの前菜。
超高級なお寿司屋さんで出されるような鮮度な魚介類を使った前菜。
魚介類を裁いている包丁までがこのうえなく美しい研ぎが施されています。
「お客様が望むこと、それが料理の答えなんです』という河村さんのポリシー。
それだけに、時にはキャビアをひと缶だしてくれることもあるんですよ!

丁寧に作られたコンソメスープがやってきた!

銀のスプーンが金色に変わるほど、美しい黄金スープ。
飲むと唇がペタペタとくっつくような、雑味のないスープ。

「牛肉は季節がわかりにくいので、季節を感じていただくためにサラダに旬の野菜を入れるようにしているんです」というサラダは、口に入れると優しく野菜の味を感じられるドレッシングが印象的。
河村さんに「ドレッシングの秘密を教えてください!」とお願いしたら、「なんでもないことなんですよ、お水です」と教えてくれました。
水をドレッシングに加えて撹拌することで、こんなに爽やかで瑞々しい味わいになるんですね。でもこれを素人がやってもこんな味にならないんだよなぁ。
胃のアイドリング完了! お肉が食べたくなってきたぁ!

――後編につづく

ショップデータ

かわむら

住所:
東京都中央区銀座7-3-16 東五ビル1F
電話番号:
03-3289-8222

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