「包丁の切れ味は肉屋のこだわりなんですよ」◆後編

ゲスト:『焼肉ステーキあつし』オーナー・加藤敦さん

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こちらが前回に引き続き、訪れた『焼肉ステーキあつし』さん。

肉の達人である加藤さんが、焼き肉の達人とは限らない!? ですからね(笑)。
「タレをちょっと味見させてください!」
ふむ、2種類あるんですね。
白髪葱やレモンもあって、お肉をさっぱりと食べる方向にもっていってるんだな……。

出た! 厚切りタン。焦って写真がブレちゃったww
「これ、さっき裁いた山形牛の黒毛です」
「うわっ! 超プレミアじゃないですかぁぁぁ」

ボクが焼肉を焼くときはプロゴルファーが芝の目をみるように、まず最初に断面を確認します。
ほぉぉぉぉこれは”全面(6面)焼き”するべきお肉だな。
しかも、焼いてから、その焼いた時間と同じだけ隅で寝かせないと。ベストな火入れにはもっていけない!
それほど分厚い!!

おっ! これは薄切りのハラミ。

うわっ!これは厚切りのハラミ。
これも焼き手としての実力を試されるお肉だなぁぁ。
薄切りはササっと、厚切りは全面焼きに。
しかもハラミなので、ちょい気持ち長めによく焼きと。

ザブトンの塊も……!

こちらは薄切りのザブトン!

そしてこちらが、厚切りのザブトン! なんだこの霜降りは!?

ほほぅ。なるほど。

「加藤さんは肉を選びに選び、そのお肉を一番おいしくする方法でカットしてるんですね。
肉を知り尽くした人の、カットや仕事。どう焼いたってうまくなるようにカットされてるじゃん!
やられたー。
「もう、全部美味しいから、いっぱい注文しちゃって財布苦しくなるじゃないですかぁぁぁ!
キムチもサラダもうまかったです!」

まだオープンして間もないこのお店。
お客様がお店を育てると言われているので、どう進化していくのか楽しみです!
これは下克上なるか!? 乞うご期待。

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