「焼肉を極めるというのは、ホルモンを極めることなんですよ」◆後編

ゲスト:『スタミナ苑』店主・豊島久博さん、雅信さん

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でたー!肉www 1年で一番美味しいこの時期に、ボクのためにと『スタミナ苑』さんが用意してくれるお肉はまさに天竺の肉です。
これ、右からタン、タン元、ハラミ。
すべて熟成しています。

パーフェクトなタンにはパーフェクトな焼きを!
名付けて、タンのボーダー焼き。シマシマ~~
この厚さのタンは鉄板を限界まで熱して1回だけ返す。
「相変わらずいい焼きだねぇ」
豊島さんのお墨付きも頂きました。

続いてハラミ。
このハラミには隠し包丁が沢山入っていて、口の中でほどけながら肉汁を出してくれるんです。
「これも閉店してから1枚1枚ちゃんと仕事してるんだよ。
だから丁寧にやいてくれるとうれしいんだよ」

スペシャルミックスホルモン。
牛や豚の希少なホルモンが宝石のように盛りつけられています。
この日は流通上、ホルモンの頂点・要するにチャンピオン牛や飛び牛のホルモンが並んでいるというだけあって、口の中に入れたら飲み込むのがもったいなくなる味です。

「炙りレバーだよ! お皿を縦にしても流れ落ちない! 脂がのってる証拠だよ。
今日は3頭分の炙りレバーだ」

このレバー。もちろん鮮度は抜群、血管やスジのない部分を丁寧に裁かれています。本当に3頭それぞれ味が違いました。

これはネック肉。 「肉運あるねぇ!っていうか、この時期は最高だよ。
お肉のモモやホホなど普段赤身と言われている部分が霜をふったらサーロインやヒレもさらにすごいんだけど。このネックはメス牛特有の細かい霜が入っているんだよね。これは奇跡だよ」
ありがとうございます。

これ、もも肉なんですよ!カルビじゃないんですよ。
ボクの肉人生でいちばん霜のふったモモ肉を見ました。
これは来年の肉カレンダーに入りそうだなぁ。

ミスジ。  「メス牛はね、やっぱり細かく霜がふるんだよ。そのお肉を見てきちっと隠し包丁するのが大切なんだよね」
口の中に入れたら驚くほど滑らかでした。

ヒレ肉。 やばーい!やっちゃった。
こんな美味しいお肉を食べてていいのだろうか?
大将、生きててよかったー!
スタミナ苑があってよかったー!

〆はテグタン!
スタミナ苑のすべてが詰まっているといっていいテグタン。
これを食べるためだけに来てもいいと思ってしまうほど。
あぁ感激し過ぎて、今回もボクがしゃべり過ぎてしまいました。

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