「魚が教えてくれるんですよ、どうしたらいいかは」◆前編

ゲスト:『匠』店主 末富篤さん

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神楽坂にある紹介制のお店『匠』さん。
カウンターのみのお店で、大将が最高の魚をそれに適した最高の調理法で出してくれるんです。

この金目鯛。朝、裁いてから塩を多めにふって日本酒で洗っているんだって!
こうやって大将はいつも食材を見せながらいろいろと説明をしてくれます。
この金目鯛は後ほどメイン料理として出されるらしい!!

厨房にある水槽から、いきのいい鯛を釣り上げて!?くれました。
その様子はまるで釣のドキュメント番組であたかも漁師さんが釣り上げているよう。
厨房の中は鯛のスプラッシュマウンテン状態!

その鯛をドーンとまな板に! 
「立つ鯛は脂がのって美味しいという証拠なんですよ」と大将。
「脂の乗っている鯛だから、これは鯛茶漬けだなぁ。皮が固めだから少し火を入れて。魚が教えてくれるんですよ、どうしたらいいかは」
さぁここから鯛の解体ショーのスタート!

途中「鯛の鯛だよ!」と見せてくれました。
鳴門コブという海流の激しい場所で泳いだ魚は骨に独特の変形が見られるそうで、こちらの鯛にもその鳴門コブが!

裁いた鯛に仕事を入れている間に、鯵をトントン!とタタキ風の刺身にして出してくれました。
「この鯵、もう太ってて食べてくれ! って目をしてたんで、仕入れてきましたよ」と大将。
魚の旨さはもちろんですが、大将の見事な仕事ぶりにカウンターのお客さんから拍手がわき起こることもあるんです。完全に魚ショーなんですよねぇ。

「毛蟹もいいのがあったのでサプライズ」とボクの目の前にポンっ!と置かれたこちら。 これってサプライズなの!?
お通しの枝豆感覚でこんなすごいものが出てきちゃった。
いやぁ実力が半端ない。

――後編につづく

ショップデータ

住所:
東京都新宿区南山伏町1-18
電話番号:
03-5261-3048

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