お肉を炭焼きする時に、絶対必要になるのが肉を刺す串。 まず、美味しく肉を焼くには大前提に肉が塊であること。 なのでその塊を高温の中で支えるには串の強度が必要、しかも熱の伝わり方も大切。 神戸の麤皮さんではピアノ線に炭素鋼を巻き付けた特注の串を使っています。 持たせていただいたところ、１本がずっしりと重い。 強度だけならばステンレス製でも大丈夫なのですが、ステンレスはお肉がくっついてしまうので抜いた時の穴も大きくなってしまいます。 １つこの串の欠点を指摘するならば、なかなか壊れない、曲がらない。 なのでこの串を売るお店の方は買い替えることがなかなかないので儲けが少なそうということくらい（笑）。 ある意味究極の串と言えそうです。 ちなみにこれは特注ですが、炭素鋼の串自体は京都の道具市場で売っているそうですよ。

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