THE蘊蓄 Vol23『鰻』養殖ウナギの秘密

THE蘊蓄 Vol23『鰻』養殖ウナギの秘密 福岡県小倉にある鰻の名店「田舎庵」のご主人と鰻談義をしていて驚かされたことがありました。 黒毛和牛は2年以上ひっぱた3年モノが最高と言われています。 実は鰻も養殖モノは2年がピークと言われているんだそうです。 え? 養殖? そういえば牛も養殖でした。 ということでご主人から詳しくお話を伺うことに。 田舎庵さんで使っている養殖鰻は四国で育てられているそうです。 その鰻が最高の理由、それは1年かけて太らせた鰻を一度冬眠させ、痩せさせ、再びまた太らせる。 これを2年間、つまり2回の冬眠を経てじっくりと育てて行くからなんだそうです。 一般的に使われている養殖鰻というのはただ太らせたモノが多い。 だから脂は乗るけど身に旨味がない。 食べた時にジュワっと旨味を感じるものはできる限り自然に近い環境で育て多モノが一番なんだそうです。 牛と鰻が同じ話になるなんて、もう目から鱗でした。

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