美味しいお店ってオーラがあるんです。長方形のテーブルにピシッとプレスされた白いクロス。そしてマダムと呼ぶのがいちばんふさわしいであろう、今は亡き王シェフの奥様が迎えてくれると、まるで中国の上流家庭にお招きをうけたような、温かさや繊細さを感じさせてくれます。メニューもとてもシンプル。名物料理のトマトと玉子の炒め、車エビのチリソース炒めはマストでいただくとして”いつも出来立て”のチャーシューは口溶けがよく何切れでもいただける。マダムはメニューそれぞれの美味しい食べ方を教えてくれ、たとえば車エビのチリソースは残った旨味ソースに御飯を入れて食べたら海老味噌ソースリゾットに! 客のお腹具合と相談しながら〆は適量にアレンジしてくれたりと、リピートしたくなる”マダムのおもてなしのスパイス”に脱帽。上湯麺もぜひお忘れなく。