料理人の感性や経験はそのお皿ひとつひとつに現れる。こちらのシェフにも色々なキャリアを感じます。わかりやすく言うと、例えばフカヒレの姿煮。よーく見ると葦切鮫と青鮫を半分ずつ使い、1つのフカヒレ料理皿になっていたり、中華料理では一般的に鶏を使うことの多いメニューにあえてフレンチ素材の鴨を使うなど、美味しく中華に取り入れています。ボクが一番驚いたのは上海蟹。「これが今回、ジモンさんための上海蟹です」とデモンストレーションで見せてくれた数の多さ。ちなみにこの写真は2人分なんですよ、すっごい量。ここから酔っぱらい蟹も”ほろ酔い”と”泥酔!?”という2種類を用意してくれたり、上海蟹の白子炒めなんて、みなさん食べたことありますか? 記念日にちょっと贅沢したいとき、訪れてみてください。