中華料理、いや、全ての料理に精通している”食通の人”をうならせたいと思ったら、まずこの店にお連れしています。店主の趙さんは中国四川省の迎賓館で長年料理長を務めていた方。それだけに技術はもちろん、食材、豆板醤を始めとした調味料にも並々ならぬこだわりがあります。この本場回鍋肉はボクが風邪気味だなと感じたときに必ず食べにくる逸品。実は裏メニュー。というのもメインの野菜は一般的なキャベツではなく葉ニンニクのみ。そして胃もたれしにくい赤身部分を使った豚バラ肉。豚を炒めた最初の油は捨てるので、さっぱりと、葉ニンニクのビタミンCと豚肉のビタミンEが元気をくれます。葉ニンニクのシーズンがあるので、裏メニューというわけ。グランドメニューにある普通の回鍋肉も最高に美味しいですよ。このほか名物の陳麻婆豆腐や汁なし担々麺はどれだけお腹が一杯でも食べてください。ただし、山椒が半端なく効いていて間違いなくむせるので、一気に食べたらダメですよ。さて、このお店コースは7.000円~食通のための30万円近い超高級コースもあります。いつか超高級コースを食べてみたい!