ボクはロブションさんのフレンチが大好き。世界中で色々なスタイルのレストランを展開していますが、中でもこちらはその最高峰。モダンフレンチと称される料理は最高の素材は基本、その中でも一番美味しい部分を使い、素材そのものの味も感じられる。最近では野菜にこだわったコースやフレンチには縁遠そうなスパイスを使ってアレンジしたりと、ミシュランガイド三ツ星を維持しながら、新しいことにチャレンジするというロブションの神髄がお皿の上にギュッと込められている。そうそう、こちらのお店、お城です。18世紀のフランス様式を取り入れた建築で、扉などはルーブル美術館の補修工事を手がける方々に特別注文したものなんだって。シャンパンゴールドと黒を基調とした内装も気品があり、特別な女性を連れて行くときは思わず店前で片膝を付いてエスコートしたくなってしまうほどのゴージャス感がある。料理がサーブされるまでの間もそこに座っている自分に酔いしれてしまうような、そんな歓びがある。ディナーコースは2万円台からありますが、奮発して42.000円を注文しても後悔することはありません。定番の一皿目のキャビア・アンペリアルからあなたを歓びの世界へ。