ランチの看板を見て、ぶらりと入ったそこは歴史ある正統派の鉄板ステーキの名店だった。カウンター越しから厨房を見て、まず目に飛び込んで来たあるものに、驚きました。それは『おひつ』。ご飯がおひつに入ってるんです。聞けばお米は有機栽培のあきたこまちを使い、炊きあがりをおひつで保存し、旨味を出してるとのこと。 「昔からの”仕事”を大切に守っている」とシェフ。この時点で間違いないと確信。夜はヒレとロースをメインとしたステーキコースのみなのだが、お昼は神戸牛のハンバーグが人気。しかし、ボクはメニューにあったもうひとつに興味津々。迷わず注文したのがこの生姜焼き。だって、豚じゃないんです! 牛肉ですよ!! しかもステーキで出てくるような神戸牛系の塊のサーロインを目の前で切り、それを年期の入ったフライパンでフランベ。自家製の生姜タレでジュワー! ちなみにこの写真の時は、黒毛和牛の静岡育ちでした。 ランチタイムとあって、生姜焼きにはご飯と味噌汁、コーヒーが付いています。ちょっと奮発してでも食べるべき、贅沢ランチです。