これ程までにお肉の焼ける温度を追求しているお店はあるでしょうか? 56°C。これはこのお店のバヴェットステーキのお肉の中心の温度。バヴェットとは牛のハラミのこと。最高のハラミを最高の仕事を入れ、最高のコンディションでいただくことができます。お肉に塩・胡椒をして、熱々の鉄板に乗せ、肉の繊維を温めるイメージで表面を軽く焼きオーブンへ。途中取り出して休ませるという作業を肉の表面が美しい飴色になるまで繰り返す。最後にバターを溶かした鉄板に乗せ、香ばしさをつけたらカット。この繊細な仕事を施すことで、お肉の赤い部分も生ではなく、きちんと火が入っています。赤い部分が温かい。これが肉の理想の火入れなんです。口に入れると肉汁がジュワー! 脂ではなく、肉の旨味が口の中に広がります! 恐るべし、ロヴション。あ、羊も鶏も火入れは完璧ですよ。