商店街に店を構える、一見は街の中華屋さん。ランチタイムはラーメンやチャーハンが楽しめるのですが、夜は完全予約制の会員制。 そして、夜はメニューがありません。すべておまかせ。最初にその日の食材と調理法をいろいろと提案してくれます。食材のひとつひとつの特性や調理までをしっかり説明してくれるのですが、出てくる料理はその通りに作られたはずなのに、見た目から味すべてが想像していたもののひと味もふた味も上のものが登場します。このお店でボクが”食べなければ人生のソン!”とまで思っているものが2つあります。まずは、マコモ茸の和牛ロース巻。千切りにしたマコモ椎茸を霜降り肉で巻き、一度揚げてから豆豉ベースのソースで炒めたもの。そのソースたるや、生クリームのような濃厚さ。そして肉団子。あのフワフワ感は誰しもが描いていた、今までの肉団子の認識を凌駕するはず。地球のような丸さ。恐るべき技がつまった美食中華。あ、ちなみに肉団子は予約時にリクエストを入れて下さい。