不動の看板メニュー、あんかけチャーハン。もはや、このお店ではお客さんの全員が!? オーダしていると言っても過言ではありません(笑)。もう何十回も見ているはずなのに、毎回ご主人が作る姿に見入ってしまう、これぞ食のライブ! 手際の良さがとにかく気持ちがいい。

熱したフライパンに炊飯器から御飯を入れシンプルな玉子チャーハンを作ることから始まるのですが、お玉と中華鍋が出すリズミカルな音。”美味しくなーれー!”と念を込めてこめているかのごとく、響き渡る旨い音。出来上がったチャーハンを人数分トントントンとお皿に盛りつけていく――。

さぁここから肉あんかけを作る作業。引き続き熱々のフライパンに油をどっと入れ、下味の付いた豚肉をドドーっ、いい頃合いになったところで油を切り、調味料で味付け。その無駄のない動きはチャーハン一筋のご主人の人生そのもの。仕上げにとろみをつけて、先ほどのチャーハンの上でとろりと肉あんかけを乗せる。

口の中には想像していたものとは違うであろう味が広がりますよ。チャーハンはシンプルが一番なんだと納得させられます。すぐに次のひと口が欲しくなる味! 今度は大盛りにしよう!!