言わずも知れた、四川料理の名店。1958年、四川料理の祖・陳健民さんが誕生させたこのお店では日本人の舌にも親しまれる味を作り、そのご子息である陳健一さらにそれを進化させ『料理の鉄人』としてもその名前と料理の素晴らしさを広げた。現在はそのご子息がその味を受け継いでいます。ボク自身、もう20年以上通わせていただいているのですが、それでも毎回欠かさずに注文するのがこの鶏肉の赤唐辛子炒め。おそらく沢山の常連さんの中でもボクがいちばんこのメニューを食べているのではと思います(笑)。それだけにボクがこれを食べていると店員さんが必ず「ジモンさん、どんな感じですか?」と聞きにきてくれるほど。辛くて香ばしくて舌が痺れながらも”酸っぱ甘い”を感じる逸品。鶏肉はカラッと揚がり、噛めばジュワッと辛みをカシューナッツが中和してくれる。完璧なバランス。まさに、大陸が生んだ奇跡。絶対に食べてただきたい一皿です。あ、海老のチリソースや麻婆豆腐も絶対に食べてください。通の方は「昔のジャンで!」とリクエストすると陳健民さん時代の味も出してくれますよ。すごいぞ『四川飯店』!