オーナーシェフの佐々木さんがスパイスを駆使し、愛情とサプライズを込めて調理する中華料理のお店。ポーションも抜群で1、2品でお腹いっぱいにしてくれるのもオーナーシェフの人柄が表れています。ボクがこちらでマストオーダーするのが『愛と勇気の前菜5種盛り』とこの雛鳥。前菜盛り合わせは日替わりで内容が違うので何度通っても最初にサプライズがある。さて、この雛鳥は何時間も蒸した完全無添加のそれに、お店の特製ソースと仕上げに熱々のねぎソースをかけたもの。見た目からすごくないですか? 写真では半羽なのですが、一羽でオーダーするとそれはもうアメリカのクリスマスパーティ状態!? 目が驚いた次の瞬間、香ばしいねぎソースの香りがやってきます。でも本当にすごいのはそこから。箸入れです。この料理にナイフはいりません。箸だけで十分。骨までトロットロ、ちょっと箸で押しつぶすと、まるで高層ビルのダイナマイト解体のようにザーっとほぐれます。口に入れると見た目ほど味が濃くなく、優しいのでたくさん食べられちゃう。骨まで食べられてしまうほど柔らかいですよ。