ボクがお肉を好きになって牛、豚、鶏……いろいろな種類のお肉を食べている中で”これこそが肉だ!!”と改めて肉の旨味を感じさせてくれた料理があります。それがこのチョイラ。ネパールの家庭で親しまれている羊料理ということもあり、調理は至ってシンプル。羊肉の塊を直接火で炙り、一口大にカット。そのお肉に塩、ニンニク、お店のオリジナルスパイス、オイルを揉み込み完成。羊肉版の鰹のタタキ!? と言えば想像したいただけるでしょうか。このチョイラ、噛み締めるとジュワッという肉汁とともにスパイスやニンニクの香りが一気に広がります。少し強めの味付けは酒のおつまみとしてもぴったり。あとを引く味です。ネパール料理なのになぜか日本人のボクが懐かしく感じるのは手作りにこだわるご主人の料理に対する愛情が味に表れているのだろう。ネパール餃子のモモもお忘れなく。