大正14年創業の洋食屋さん。清潔な白いテーブルクロスに置かれた一輪挿し、キンと冷たいお水を手際良く、でも丁寧に運んでくれるベテランの店員さん。老舗洋食店のプライドを感じます。メニューを開くと、海老フライやグラタンなど「全部食べたい!」と思う懐かしいメニューがズラリと並ぶ。実はこちら、メンチカツも看板メニューのひとつなのですが、ボクはあえてハンバーグを注文します。すると「少々お時間がかかります」とひと言。この返答で、ハンバーグは1つ1つ注文を受けてから作られているのが、わかります。そして、出てきたハンバーグは肉がギュっ!と詰まった、まさにハンバーグステーキ。デミグラスソースからは、ほんのりとソースとケチャップを感じさせるところがまたニクい。添えられている人参やブロッコリーまで、すべての仕事が丁寧。昔のハンバーグステーキはこうだったなと、丁寧な仕事を改めて感じさせてくれた。