一見、鰻屋さんには見えないモダンな外観。 最初はカフェかなと思ってしまう程。 中に入ると鰻を一心不乱に裁いているご主人の姿が。 もともと鰻というのは注文が入ってから裁くので時間が掛かります。 なので鰻は仲のいい相手と行かないとテーブルに来るまでに会話がなくなってしまうかも。 お店はコース料理で、スタートの茶碗蒸しなどをいただいて一息入れた頃、この白焼きが出て来ました。 いやぁ実力の高い焼き方だ。 やはり焼いて直ぐいただく、それこそが鰻の醍醐味なのかもしれません。
■以下、小写真の説明(左上から順)
肝焼き。
これって常連だけに出るお店も多いんですよ。
だって1匹の鰻から少ししかとれない希少な部位なので、これだけの量をコースで出せるというのはこのお店がかなりの数の鰻を裁いている証拠。
これ、このお店のう巻き。
スパイスの効いたエスニックな味付けになっていて、うむ、生春巻きの鰻版!?
白焼きをとびこのプチプチとした食感をアクセントに楽しくいただきます。
炭焼きの実力がこれに出ていました。
椎茸は自ら出た水分をこぼさないように返したまま、それをそっと口に運びます。
ご主人の食材に対する愛情も美味しさにつながるんですね。
ずーっと手を休めない、ご主人。
写真撮影が禁止なのはここでパシャパシャ撮られると気が散るので断っているそうです。
左に飾られているのはブルース・スプリングスティーン。
なんとなくご主人に似てるな。
1時間ほど経って、やっと会えましたうな丼。
ほっこりと炊かれた御飯の上にふわっと香ばしい美しい鰻が乗っています。
熱々を食べてもらうためにサーブもスピードを意識しているそうです。
鰻は焼き目が美しいと間違いない味が期待できるんですよ。