食べる人のことを考えたストイックな蕎麦という表現がぴったりな名店。蕎麦はできるだけシンプルに「蕎麦本来の味と風味を感じていただきたいんです」と店主が語る。そのこだわりは並々ならぬものがあり、茨城を中心に北海道や四国から仕入れた玄蕎麦を自家製粉しています。さらにその玄蕎麦は徹底した低温管理にこだわり、磨き、石抜きして、粒も9種類の大きさに分類して蕎麦のど越しを徹底的に追及しているほど。毎日産地が異なる2種類の蕎麦を打っているそうで、追加のせいろをオーダーすると、産地の違うものをそれぞれ出してくれるというおもてなしが。季節ものの蕎麦も多く、夏に登場する冷やし牡蠣蕎麦もボクは大ファン。蕎麦つゆもその日に使うものだけ炊き上げている。とにかく別格ののど越しを堪能できる丁寧な蕎麦。名物の穴子天ぷらもサイドオーダーしてみて!