店主の上田さんは『たん熊』そして、日本料理の最高峰である『京味』で修業。その日本料理の神と言える西健一郎さんの仕事と心を学び、独立された方。和食界のサラブレッドのような経験を経て、伝統ある西さんの和食にさらに個性を足しては引き、試行錯誤しながら日々和食と向き合っている生粋の料理人。しかもこの上田さんが独立されるときには師匠・大将である西さん自らが『京味』のお客様に紹介状を出したという素敵なエピソードは、西さんの温かさはもちろん、上田さんの実力がうかがえる。お店は基本的に撮影禁止、そして一見さんはお断りにつき、つてのある知り合いを探して頂くしかないのですが、最高級の食材の特製を最大限に活かした料理は一度経験していただきたい。料理はおまかせのコースで20品弱。心地よい接客も居心地がいい。〆は季節の御飯のほかに裏メニューのカレーも。しかも季節によってカレーの”出汁”も変わるというこだわりもおもてなしの心を感じる。