ネタは天然もの、米は無農薬無化学肥料、お茶も無農薬、店内のカウンターもつけ台も天然素材・檜というこだわり。大将はなんと16歳で寿司の道へ入り自由が丘の『鮨幸』で15年の修業を経て2010年、30歳という若さで独立。若き新世代の寿司職人の筆頭株だとボクは思っています。しかしこの大将の安田さんはなんとも色気のある男。寿司って握る人間が魅力的だとより美味しく感じますよね。仕事は真っすぐ、それは当たり前。でも若さもあり寿司職人らしからぬトークの幅の広さやアンテナの高さがあって、初めての客もグッと距離を近づけてくれる。1度でハマって常連になってしまう人も多いのがわかる。その”幅の広さ”は寿司にも現れていてたとえば、ウニも旬のときは5種類を1つの皿で盛りつけてくれたり、カツオを2種類の薬味ソースで出してくれたりと季節によっての楽しみをくれる。手際の良さ、活気の良さ、ネタの楽しさ。お客様も若い方が多いように感じたお店ですが、むしろボクのような50代の方に若い方の素晴らしさやパワーを体験していただきたい。