予約が半年から1年待ちと言われているお寿司屋さん。ちなみにもう今年の予約はいっぱいだそう。
その人気を探るべく、うかがって参りました。
御料理はつまみから入るお任せコース。
これはカツオ。仕事、ネタの選び方、美しさ、素晴らしかったです。
■以下、小写真の説明(左上から順)
しめ鯖を海苔の上に並べて葱などと一緒に巻いたもの。
口の中に入れると大人の旨味がありました。
それにしても美しい。
店構えの感じからすると大将はかなり厳しい方なのではと思っていましたが
非常に温かくお客さんを迎えてくれる方で、真面目さも伝わって来ました。
小肌はそのお店の実力がわかってしまうネタ。
綺麗で横井酢造さんの赤酢が効いていて素晴らしかったです。
春子。
やっぱり季節のものというのは美味しさに直結!
桜の花を見て、これを口に頬張ればどうであれ美味しく感じてしまうのが日本人ではないでしょうか。
鮪の漬け。
このお店は鮪も部位によって切り方を変え、スジの当たり方を計算しているので間違いありません。
雲丹は青森産でした。
海苔をつかわず、握りで勝負。
穴子は白とツメが選べたのですが、ボクは両方いただいてしまいました。
ツメの味でもお店の鮨に対する考え方がわかるので。
お椀はアサリ。
見て下さい、美しく並んでいます。
こういう細部までの気遣いがまた嬉しいですよね。
玉子焼きは海老のすり身を使っているそうですが、まるでカステラのように見える繊細で美しい、見事な焼き目。
つまみ、お寿司、全てにお酒も合わせやすい、江戸を感じる粋な寿司屋でした。