「お母さん久しぶり!」いつも、ほとんどがこんな顔馴染みの客で埋まっているお店。オーダーもおまかせの人がほとんど。でも、それが一番正解のオーダー方法。ラッキーな日は女将さんが「今日これ作ったから食べてって」なんて、まかないを出してくれたりもする。焼き肉屋さんとはこうあるべきだと心温まるアットホームなお店。おまかせとは言ったものの、必ずリクエストしていただきたいのがタン塩、特上ロース。テーブルに来た瞬間に驚きます。皿からお肉が思いっきりはみ出しています! タンはチェーン店のそれにありがちな冷凍のカリカリしたものが乗っている訳ではなく、やわらか~いタンが、部位によって切り方を変えて出されます。お肉を美味しく食べるための仕事が、当たり前のように施されて出てくる。 特上ロースも口に頬張るとジュワーっと溶ける系。口に入れた瞬間に”旨い!”ではなく、飲み込んでからも、しばらく”美味しい”余韻が続くお肉。だからいつも、ボクは食べている途中で次の予約をしてしまいます。これが、常連さんで埋め尽くされている理由なんですね。いつもお店を出た後に、あぁ美味しかったなぁと思う店。そうそう、醤油の代わりに、お肉の乗ってきた皿に残っている焼き肉のタレで食べる、〆の生卵掛けご飯は絶対食べてみて! 揚げたニンニクがトッピングされていて、絶品。