下町に凛と佇んでいる名店があります。あまりに凛としているため、一見さんお断りのような雰囲気を醸し出しています。でも、そうなんです、そのくらい”心の正装”で伺いたいお店なのです。まず、始めに言っておきます。料理の注文は一回だけ。追加オーダーはできないので、最初にメニューをじっくりと見て、すべての流れを考えること。絶対食べたいものを決めたら、そのほかは女将さんに相談するのがベストだと思います。この際、必ずキムチとナムルは外すべからず! こちらのお店のキムチには例えば夏は茄子など、季節野菜が使われています。のっけのナムルから手を付けるのがもったいないほど美しく盛られてでてきます。あぶりユッケも忘れずに!  さぁお肉です。基本的に塩タレが有名なのですが、ボクはタレも大好き。甘ったるくないすっきりとしたタレの味は、食べたあとも重くない。なので、できれば塩とタレと半々くらいで注文するのがオススメ。タン塩、ハラミ、ロース! この3種類はマストです。出てくるお皿を見て、みなさん間違いなく驚かれることでしょう。 お皿にお肉の花が満開です。美しく均等の厚さに切られて盛りつけられた肉、肉、肉。料理人の感性が現れています。美しさとは清潔さの証明。美しさとは旨いの証明なのです。お肉もね、もうめちゃくちゃ旨いんだ! 毎日食べられる焼き肉です。知らなくちゃソン。