使用する食材は全て自分の足で探して、信用できる生産者から買い付けるという徹底したこだわりを持つシェフ。料理はランチもディナーもコースのみの提供なのですが、シェフの料理にはいつも四季があります。例えば夏場は定番の春巻きも無農薬の高等度のトウモロコシを使っていたり、穴子を黒酢と米酢を使ったソースでからめレモンで清涼感のある隠し味を効かせていたりと見た目にも味にも四季がある。その代表格と言えるのがこの冷やし担々麺。まず最大の特徴が麺。稲庭中華麺というのはいわゆる稲庭うどんの伝統製法で、じっくりと干して作られる麺のことでシルキーな喉越しとコシがある。これを担々麺に合わせてしまうという和洋折衷のような料理。艶やかでクリーミーなタレの中で泳ぐ麺の美しさを堪能したら、直にひとくち。凛とした辛さがやってくるころにはもう麺がなくなっていることでしょう!