注文時には、その日オススメのお肉がドーンとワゴンに乗ってやってきます。そう、食のライブの始まりです。こちらのお肉は三歳処女牛の黒毛和牛や短角牛など、厳選された和牛を使用。ボクが訪問した時は神戸牛のモモ、北海道の赤肉などが揃っていました。料理は日替わりコースのほか、ステーキのアラカルトが。しかしコースがオススメです。その理由はお肉もさることながら、とにかく前菜から中皿など、料理も旨い! たとえば三枚卸しの鮎で作った煮こごりゼリー。口に入れると夏の旨味が広がります。ここのシェフは本当に食べることが好きなのだと感じさせてくれます。お肉は最高ランクの紀州備長炭を使い、特注の炉窯で火を入れ、最後は余熱でじっくりと焼き上げていく。表面はカリッと、中にはたっぷりの肉汁を閉じ込めた、お肉の持ち味を限りなく引き出した焼き上がり。 味付けは塩・胡椒のみ。肉の旨味がガッツリと味わえます。