とんでもない肉を出す、知る人ぞ知る紹介制のお店。入れるのは1日1組のみ。料理は1つのコースのみ。オリジナルのブドウ酒に始まり、野菜、そしていよいよ、このオーストラリア産のフィレ肉が登場します。牛一頭からたったの2本しか取れない希少な部分を豪快に1本を炭火の網に乗せる。トウモロコシと小麦だけで育った牛のヒレは脂肪がほとんどなく、雑味もないのでさっぱりとしている。 そしてとろける旨味。分厚くカットしてもらって、野生のライオンのようにかぶりつくなんてのもあり。続いて登場するスペアリブは鹿児島産の骨付き。ボクが一生1つのお店のスペアリブしか食べられないといわれたら、間違いなくコレを選びます。豚肉の甘味を堪能しながら骨の周りの旨味まで奇麗にいただきたい。〆のおじやは女将さんが丁寧に炊き上げた餅米を使った逸品。同じく女将さんお手製の梅干しがドカンと乗り、消化も抜群。お肉の最後にぴったり。 デザートや最後のコーヒーまで、その素材とトレサビリティに至るまでの徹底したこだわりについては、ご主人のトークを聞いて下さい。お肉のみならず、人間のアンテナがひとつ増えるようなお店です。