現在三代目がお店を仕切る、昭和24年創業の串焼き屋さん。昔は串で刺す焼物は豚が主流という関東の流れを受け継いでいるお店。このお店、お箸はありません。串です。串を二本、箸の様に使ってすべての料理をいただきます。要するにお箸はゴミになってしまうでしょ、串は再利用できる。これぞエコと飲食の基本。さて、串焼きはそんじょそこらの焼鳥店ではあまりお目にかかれない部位がたくさん。こめかみや脳みそなんて食べたことありますか？ それが提供できるのは毎日豚を25頭仕入れているから、そしてそれだけの技術と実力があるからなんです。そんないろいろなホルモンは全て湯通しして提供されるのですが、切り方や火の入れ具合は唯一無二!！ 直腸の焼き物などは１人前が豚１頭分という貴重なもの、口に入れるとまるで湯葉を甘ダレでいただくような繊細な旨味が口に広がります。おそらく、ブラインドで食べたら豚とわからないのでは？ という程に一切の臭みなし。とにかく訪れる度に驚きの連続。ぶっちゃけて、現在ボクの豚ホルモン店の頂点です！！
